2021/05/23 開田・高山・荘川ソロツーリング
(390DUKE初ツーリング)

[はじめに]
 昨日13時に無事390DUKEが納車されました。昨日のうちにチェーン交換やミラー交換などの納車後整備を一通りすることが出来たので、今日は390DUKEでの初ツーリングに出掛けることにしました。さて、このバイク、どんな走りをしてくれるのか?と、とても楽しみにしていました。


[出発〜R19〜瑞浪IC〜中央道〜恵那峡SA]

 6時過ぎに家を出発。エンジンオイルを20W−50にしてある関係でしっかり暖機をしてから走り始めたかったため、いつものように惰性で家の前の坂を下って近所迷惑にならない場所で暖機を行います。390DUKEの純正マフラーはそんなにうるさくはないんですが、まだ朝早いですからね。

 R19を少し走ったところで道路脇にバイクを停め、ミュージックプレーヤー代わりに利用している古いスマホとヘッドセット代わりのイヤホン(片耳)をBluetoothでバイクに接続します。この機能、「KTM MY RIDE」というもので、バイクのハンドル左にあるキーでスマホの操作が出来るんです。

 [このスイッチでメーターの操作も行います。]

 この機能、日本語に対応しておらず文字化けするのでBluetoothでの接続にちょっと手間取りましたが、5分ほどで設定完了。無事スマホの操作が出来るようになりました。390DUKEオーナーの間では「スマホやヘッドセットを直接操作した方が楽」、「安定しない」とあまり評判が良くない機能ではあるんですが、私はハンドル周りをすっきりさせておきたい派のため、スマホはウエストバックやテールバックの中に入れているし、Bluetoothイヤホンはヘルメットを被るとスイッチ操作が出来ないので、この機能はとても便利です。今回のツーリングで接続がおかしくなってしまったのは1回だけでしたから、そういう面でも使えます。また、スマホをナビとして利用し、音声案内を聞くことも出来そうなので、土地勘のない場所に行く時にも頼りになりそうです。しかし高級バイクじゃないのにこういう機能を標準で装備するKTMは凄い!って感心してしまいました。

 R19を走り始めてまず感じたのは2つ。まず1つ目は車体の小ささです。125ccの車体に373ccのエンジンを載せたっていうバイクなので、車体が小さいのは当然ですけどね。バイク屋さんで跨ってみた時はさほど感じなかったんですが、実際に動かしてみるとバイクのコンパクトさが良くわかりました。

 2つ目は低回転域でのがたつきがそんなに気にならなかったことです。3000回転以下のトルクがすかすかで走りにくい、というのが多くのオーナーさんの評価なんですが、単気筒車や2ストに乗り慣れている私としては、全然気にならないレベルです。多分大半のオーナーさんは2気筒や4気筒車と比べちゃっているんじゃないかな?
 それに走りの環境面で私は恵まれているんだと思います。東京だったら渋滞路をのろのろ走るのが普通でしょうから、そこでは確かに走りにくい面はあると思います。私の場合は渋滞路を走ることってほとんどないですから、評価が全く異なるのも当然といえば当然かも知れません。

 瑞浪ICからは中央道を使います。ETCのアンテナを推奨とは全然違う角度で取り付けてあり、バイク屋さんから念のため動作確認をして欲しいと言われていましたので。
 料金ゲートをきちんと20km/hまでスピードを落として通過してみたところ、無事ゲートオープン!スピードを出して通過すると開かない可能性はあるかも?ですが、これならアンテナを今の設置位置から変更しなくて良さそうです。

       
     [目立たないようにしたかったので、アンテナはこの位置に。]

 「1000kmまでは7500回転までで慣らし運転を行って下さい」、とバイク屋さんから言われていたので、高速道路走行には無理があるんじゃないかと心配したんですが、6000回転も回せば十分なスピードが出ることがわかり一安心。個人的には慣らし運転中はレッドゾーンの回転数の半分まで、と考えていたんですが、このバイク、実際に走ってエンジン回転を上げないとレッドゾーンがどこから始まるのかがわからないんですよね・・。なのでバイク屋さんの言う通り(KTMのマニュアル通り)最初は7500回転縛りとするつもりだったんですが、こんな感じなので1000回転下げて6500回転縛りで走ってみることにしました。

 恵那峡SAで最初の休憩。エンジンが熱を持つことで相変わらず変な臭いがします。新車っぽいと言えば新車っぽいんですが、個人的にこの臭い、あまり縁起が良いとは言えないあの場所の臭いに似ている気がして・・・。早く臭いが消えてくれると良いのですが。
      
   
 [テールバックはCBRで使っていたものですが、あまり違和感はありません。]


[中央道〜中津川IC〜R19〜R361〜九蔵峠]
 中津川ICで中央道を降り、R19で木曽町方面に向かいます。気温は13℃ほどと結構寒いし、今朝雨が降ったみたいでところどころ路面が濡れています。まあ、慣らし運転中なのでスピードが出てないのでよっぽど大丈夫だったんですが、今後のことを考えると、

  ・スクリーンは寒さ避けのため、秋になったら買った方が良いかも(ハンドガードも可能なら)。
   なお、帰宅してメーター周りを見たら虫の死骸だらけでした。それも考えると早めでも良い
   ように思います。防風性能を重視すれば大型、恰好を重視すればメーターバイザー程度
   の大きさになるんですが、どうしようか迷うところです。
  ・フェンダーレスキットは濡れた路面を走ることが多いことを考えたら、やっぱり見送るべき。

 という結論に達しました。スクリーンについては胸はまだしもお腹周りが冷えるとろくなことはないので。ただ、輸入品のため簡単には手に入らないみたいなんですよね。

      
           [道の駅木曽福島にて。雲は多いですが、雨の心配はなし。]

      
        [ヘルメットもそろそろ買い替え時。でも高いんですよね・・・。]

 道の駅を出た後はR361で開田高原へ。人のことは言えませんが、他県ナンバーの多さに驚きました。特に名古屋ナンバー!緊急事態宣言が出ているはずなのにね。

 九蔵峠には8時半過ぎに到着。岐阜県側より長野県側の方が天気の回復が早いという天気予報を信じて木曽側からアプローチしたんですが、この後走った岐阜県側は完全に曇りでしたので、正解だったようです。御岳の頂上は雲の中でしたが、これはこれで良い感じです。

 
          [新緑バックのオレンジってやっぱり映えますね!]
 
 
         [納車記念ツーリングなので角度を変えて撮ってます。]

 
      [ここの路肩にキャンピングカーが停まっていたのには驚きました。]

 
          [昨日交換したチェーンも良い感じです。]

       
            [交換したミラーもシャープで良い感じです。]

     
        [キー周りが傷付かないよう、キーホルダーは布製にしています。]

    
              [せっかくなので三脚を立てて撮ってみました。]


[R361〜美女街道他〜R41〜R158〜R156〜やまびこロード〜餃子飯店]
 九蔵峠での写真撮影を終えた後は、高山市内に向かいます。さすがに昼食には早過ぎるため、国八食堂の豆腐ステーキも高山市内のラーメン屋さんも残念ですがパス。R158〜やまびこロードで私の納車記念写真撮影ポイントその2に向かいます。

            
   [道の駅飛騨たかね工房にて一休み。こうして見るとヘルメットの色、そんなに違和感ないかも。]

 記念撮影ポイントその2とは、牧歌の里の横の名もない農道です。ここも私のお気に入りポイントなんですよね。高山市内の空がかなり雲が厚かったのであまり期待していなかったんですが、来てみてびっくり!遠くの山まできれい見えるし、光の状況もかなり良い状態でした。

 
                     [いやー、最高ですね!]

     
       [ここ、農作業車しか普段通らないんですが、今日は観光客の車が3台も。]
 
 
       [おかげで写真を撮っては移動して、の繰り返しになっちゃいました。]

 
           [バイクが軽いので全然苦になりませんでしたけど。]

 写真撮影を終えた後はやまびこロードで餃子飯店へ一直線!ちょうど12時に到着できました。

 
         [そろそろ暑くなって来ました。]

              
  [今日はかみさんに不評のニンニク系は見送り。久し振りに「エビチリ天津飯」にしてみました。]


[R156〜郡上八幡IC〜東海北陸道〜美並IC〜県323〜県63他〜道の駅平成]
 昼食を済ませ、12時半には餃子飯店を出発。ETCの動作確認をもう一度行っておきたかったため、郡上八幡ICから東海北陸自動車道に入り、美並ICまで高速を使います。この区間でもETCは無事作動。どうやら大丈夫のようですね。でも通過速度には十分注意しないと・・・。

 美並ICを出た後はいつものルートで道の駅平成へ。駐車場に入って行くとたくさんいたライダーの視線が集まっているような感じがします。自意識過剰かな?でも駐車場に並んでいるバイクは黒系など渋い色合いのバイクが多かったので、客観的に見てもオレンジ/白はかなり目立っていたように思えます。このバイクに乗っていたら悪いことは出来ないですね(笑)。

 
       [周りは値段的には390DUKEよりはるかに高いバイクばかりなんですが・・。]


[いつものルート〜帰宅]
 道の駅を出た後はいつものルートで帰宅。ガソリンスタンドでハイオクを満タンまで入れたんですが、走行距離の割にたくさん入ってびっくり。今日はひるがの高原で1回目の給油をしたんですが、その時給油してくれたのが最近入ったばかりのアルバイトさんのようで、指導を受けながら給油していた状態だったので、ぎりぎりまで入れてくれなかったみたいです。

 さて、バイクに1日乗ってみての感想ですが、既に書いた分を除くと、
  【本体】
   ・コーナーをひらひら駆け抜ける、って感じのハンドリングかな?と思っていたんですが、意外と
    直進性が高いように感じました。フロントフォークが立っているのでどちらかと言えばひらひら
    系のはずなんですけどね。
   ・300kmオーバーの休憩ほとんどなしツーリングだと、さすがに臀部が痛くなりました。それも
    打ち身みたいな後に残る痛みです。これは正直オフ車よりきついかも・・・。やっぱり1日の走行
    距離は250km程度に抑えておいた方が良さそうです。
   ・燃費は6000回転縛りで急加速をしない状態で30km/L弱。普通のツーリングは今日と同じよう
    なペースで走行するため、これがこのバイクの通常燃費かな?燃料の残量警告は230km程度
    で出ましたが、その時点でガソリンは4リットル以上残っているようなので、300kmは無給油で
    走行出来そうです。
   ・排気音はさほど大きくない。これを静かで良いと取るか、つまらないと取るか・・。まあ、交換する
    にしてもJMCA品にするでしょうから、お金を掛けた分のメリットが得られるかは疑問です。

  【装備】
   ・交換したミラーの後方視認性はばっちり!振動によるブレもほとんど気になりません。やっぱり
    バーエンドミラーではなくノーマルタイプにしておいて正解だったようです。気持ち的には下向き
    セットのバーエンドミラー、かっこ良くて好きなんですが・・・。
 
  ・今回チェーンの慣らしも意識するべきでしたがすっかり忘れていました。でも6000回転縛り&
    急加速なしなので、十分慣らしが出来たと思います。
   ・タイヤの皮むきも十分出来ました。まだ攻めてた走りをしていないので正確にはわかりません
    がツーリングタイヤの割には食いつくように思います。
   ・CBRで使っていた小型テールバックは思ったより違和感がありません。これはこのまま使おう
    と思います。

 ってところでしょうか。


[終わりに]
 今日は390DUKEでの初ツーリング。バイクの感想ですが、「小さくて軽量な車体」、「低回転域は苦手だが回すとアクセルにシャープに反応する単気筒エンジン」・・・って、なんとなく昔乗っていたSDR200をほうふつとさせます。SDR200が好きで2台も乗った私ですから、390DUKEとの相性はばっちりじゃないかと思います。
 また、6000回転縛りの中でも、回転が4000回転以上であれば、高いギアでアクセルを数ミリ動かしただけで、バイクがぐぐっと前に押し出される感じがしましたので、アクセルをワイドオープン出来るようになるのがとても楽しみです。

 今回のツーリングから帰宅したところでオドメーターの表示は412km。500kmを超えたら初回オイル&フィルター交換をしようと思っているんですが、この週末にでも達成出来てしまうんじゃないかな?

   [走行距離]   354km
   [燃  費]    29.43km/L(2200円)

 

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